Q. どのような人がZono 2を使っていますか?
A. Zono 2は一般的な形状のマウスを使えない、または使いづらい人たちのためにつくられました。 例えば、世界中で以下の疾患、症状をもつ人たちが使っています。
- 四肢麻痺
- ALS
- 多発性硬化症
- 反復運動過多障害(RSI)
- 筋ジストロフィー
- 脳性麻痺
Q. Zono と Zono 2の違いはなんですか?
A. Zono 2はZonoの基本機能を継承しつつ、連続動作時間は60時間に延長。さらによく使うマウス機能を実行するジェスチャー機能を搭載しています。
また頭部やメガネへの装着に使う"ヘッドマウントキット"、クリックなどのマウス操作を実行するソフトウェア "Quha Dwell" も同梱されています。※QUha Dwellは日本語未対応
Q. Apple社のコンピュータには対応していますか?
A. Zono 2はMacOSに対応しています。また、 iPadOS13 の iPad および iOS13以降の iPhone にも対応しています。
- iPad Air 2 および iPad Mini 4 以降の iPad は、iPadOS13 に更新できます。 iPhone 6S 以降の iPhone は iOS13 に更新できます。
- 古い iOSデバイスで、iPadOS13 または iOS13 に更新できない機種の場合は「AMAneo BTi」を使用することでご利用いただけます。
Macでの使い方はWindowsと同じで、MacにUSB受信機を接続し送信機の電源を入れるだけです。Macの設定でマウスポインターの速度を変更できます。
感度調整や震え補正などの細かい調整は、 専用ソフト "Quha Zono 2 Initialization" や "Quha Zono 2 Settings" を Windows のコンピュータにインストールして設定変更してください。この専用ツールで設定した内容は Zono 2のUSB受信機に保存されるため、Macでも同じ設定で使うことができます。
(ご注意:専用ソフトはいずれもWindows専用です。MacOSおよびiPadOS/iOS用のソフトはありません)
Q. Zono 2は他のデバイスと何が違うのですか?
A. Zonoは以下の優れた特徴をもつポインティングデバイスです。他の商品と比較し、ご検討ください。
- ワイヤレス
- プラグアンドプレイ
- タブレット対応
- 身体と一体化したような精度の高さ
- 多様な症状に対応した調整機能
- 装着の自由度の高さ
Q. どうやってクリックするのですか?
A. クリックの方法はいくつかあります。以下の表を参考に、ユーザーや用途に適した方法をお選びください。
またQuha 2には英語版のオートクリックソフトQuha Dwellが同梱されています(日本語未対応)。
Zono/Zono2 で右クリックやダブルクリックをする方法
Windows用クリック支援ソフト「クリックアシスト」もお試しください。
Q. ダブルクリックアシスト(Double-click assistant)機能とは何ですか?
A. 外部スイッチを使ったダブルクリックを補助する機能です。ダブルクリックをする時にポインターが動いてしまうと、コンピュータが認識してくれません。それを避けるために、この機能をオンにすると最初のクリックでポインターが静止します。静止したらダブルクリックをしてください。 静止時間は専用ソフト"Quha Zono 2 Settings"で設定できます(0.1秒~2.0秒の間)。
Q. オートクリック(Auto-click)機能とは何ですか?
A. 専用ソフト"Quha Zono 2 Settings"でこの機能をオンにすると、“マウスポインターが静止”した時に自動で左クリック(1回)します。
“マウスポインターが静止”とは以下の条件を満たした状態のことをいいます
- ポインターの動きが"Quha Zono 2 Settings"で設定した"Operation sensitivity"で設定した閾値を超えない かつ
- "Operation delay"で設定した時間よりも長い時間が経過
一度オートクリックが発動すると、"Operation sensitivity"で設定した閾値を超えてポインターを動かすまで、次のクリックは起こりません。これは意図しない連続クリックを防止するためのものです。オートクリックをより心地よく使うためには、"Operation sensitivity"と"Operation delay"の値を変えてみてください。
Q. 専用ソフトで設定した内容はどうやって保存されますか?
A. "Quha Zono 2 Initialization" および "Quha Zono 2 Settings"には「OK」や「保存」ボタンがなく、設定内容はリアルタイムでUSB受信機へ保存されます。 すぐに変化がわかるので、ユーザーに適した調整をスムーズに探すことができます。
Q. Zono 2を動かしたときにマウスポインタが動くまで時間がかかるのはなぜですか?
A. Zono 2はスリープ機能を搭載しています。10秒ほど静止させると、自動的にスリープ状態になりバッテリー消費を抑えます。 再びZono 2を動かすとスリープから復帰しますが、これには少し時間がかかります。
Q. Zono 2を動かしていないのにマウスポインタが動くのはなぜですか?
A. Zono 2は送信機のセンサーが回転運動を検出し、マウスポインターの動きに変換する仕組みです。このセンサーは高精度の電気部品であり、周囲の温度の影響を受けます。 ごく稀にポインターがドリフトするように動くことがありますが、数秒間静止させることで自動的に修正されます。確実な方法として、電源をオンにしてテーブルなど平らな場所にしばらく置いておくとドリフトが収まります。
Q. どうすればマウスポインタを画面の中心にもっていけますか?
A. Zono 2は仕組み上、基準点が存在しないため、時々ポインターの位置を修正する必要があります。 送信機の電源をオンにする際は、ポインターを画面中央に置き、Zono 2の装着場所(頭や手足など)が自然な姿勢になるようにしてください。
使用中にポインターが画面中央にあるにも関わらず、Zono 2の装着場所が不自然な姿勢にあると気付いた時は、3つの方法で修正できます。
- ジェスチャー機能の「センタリング」を使う
一定の手順でポインターを動かすと、ポインタを画面の中央にジャンプさせます。詳細はユーザーマニュアルをご覧ください。
- 画面の隅からポインターがはみ出すように動かしていく
どれだけ動かせば修正されるのかは、OSのマウスの速度設定に依存します。四隅へ何度か動かすうちにコツを掴めます。この修正方法は、一般的なマウスでポインターの位置を修正するために、持ち上げて移動させることと似ています。
- クリックアシストの機能を使う
クリックアシストに搭載されているポインタを画面の中心に戻す機能も役立ちます。
Q. 専用ソフトはどのコンピュータで使えますか?
A. "Quha Zono 2 Initialization" および "Quha Zono 2 Settings" は Windows 8.1 / 10 で使用できます。こちらからダウンロードしてお使いください。