Q. どのような人がZono Xを使っていますか？
A. Zono Xは一般的な形状のマウスを使えない、または使いづらい人たちのためにつくられました。 例えば、世界中で以下の疾患、症状をもつ人たちが使っています。
- 四肢麻痺
- ALS
- 多発性硬化症
- 反復運動過多障害（RSI）
- 筋ジストロフィー
- 脳性麻痺
Q. Zono / Zono 2 の違いはなんですか？
A. Zono X はZono 2 の基本機能を継承しつつ、Bluetoothでコンピューターで接続できるため、USB受信機（レシーバー）が不要になり、より導入しやすくなりました。
ただしレシーバーがなくなったため、外部スイッチを接続するには別途ZonoX用アジャスタブルヘッドバンドやスイッチコネクタが必要です。
Q. Apple社のコンピュータには対応していますか？
A. Zono X はMacOSに対応しています。また、 iPadOS13 の iPad および iOS13以降の iPhone にも対応しています。
- iPad Air 2 および iPad Mini 4 以降の iPad は、iPadOS13 に更新できます。 iPhone 6S 以降の iPhone は iOS13 に更新できます。
Macでの使い方はWindowsと同じで、MacにUSB受信機を接続し送信機の電源を入れるだけです。Macの設定でマウスポインターの速度を変更できます。
感度調整や震え補正などの細かい調整は、 専用ソフト "Quha Zono X Setup" を Windows のコンピュータにインストールして設定変更してください。
この専用ソフトで設定した内容は Zono X の内部に保存されるため、Macでも同じ設定で使うことができます。
（ご注意：専用ソフトはWindows専用です。MacOSおよびiPadOS/iOS用のソフトはありません）
Q. Zono X は他のデバイスと何が違うのですか？
A. Zonoシリーズは以下の優れた特徴をもつポインティングデバイスです。他の商品と比較し、ご検討ください。
- ワイヤレス
- プラグアンドプレイ
- タブレット対応
- 身体と一体化したような精度の高さ
- 多様な症状に対応した調整機能
- 装着の自由度の高さ
Q. どうやってクリックするのですか？
A. 専用呼気スイッチである「Zono X用Sento」もしくは、「Zono X用アジャスタブルヘッドバンド」に接続した外部スイッチを使って左クリックが可能になります。
それ以外の方法で外部スイッチを使用する場合は、別途スイッチインターフェースを使用してください。
またQuha X には英語版のオートクリックソフトQuha Dwellが同梱されています（日本語未対応）。
Windows 用クリック支援ソフト「クリックアシスト」もお試しください。
Q. ダブルクリックアシスト（Double-click assistant）機能とは何ですか？
A. 外部スイッチを使ったダブルクリックを補助する機能です。ダブルクリックをする時にポインターが動いてしまうと、コンピュータが認識してくれません。それを避けるために、この機能をオンにすると最初のクリックでポインターが静止します。静止したらダブルクリックをしてください。 静止時間は専用ソフト"Quha Zono X Setup"で設定できます。
Q. 専用ソフトで設定した内容はどうやって保存されますか？
A. "Quha Zono X Setup"には「OK」や「保存」ボタンがなく、設定内容はリアルタイムで本体へ保存されます。 すぐに変化がわかるので、ユーザーに適した調整をスムーズに探すことができます。
Q. Zono X を動かしたときにマウスポインタが動くまで時間がかかるのはなぜですか？
A. Zono X はバッテリー消費を抑えるためにスリープ機能を搭載しています。スリープ状態から再びZono X を動かすと復帰しますが、これには少し時間がかかります。
Q. Zono X を動かしていないのにマウスポインタが動くのはなぜですか？
A. Zono X は送信機のセンサーが回転運動を検出し、マウスポインターの動きに変換する仕組みです。このセンサーは高精度の電気部品であり、周囲の温度の影響を受けます。 ごく稀にポインターがドリフトするように動くことがありますが、数秒間静止させることで自動的に修正されます。確実な方法として、電源をオンにしてテーブルなど平らな場所にしばらく置いておくとドリフトが収まります。
Q. どうすればマウスポインタを画面の中心にもっていけますか？
A. Zono X は仕組み上、基準点が存在しないため、時々ポインターの位置を修正する必要があります。 送信機の電源をオンにする際は、ポインターを画面中央に置き、頭部が自然な姿勢になるようにしてください。
使用中にポインターが画面中央にあるにも関わらず、Zono X の装着場所が不自然な姿勢にあると気付いた時は、3つの方法で修正できます。
- ジェスチャー機能の「センタリング」を使う
一定の手順でポインターを動かすと、ポインタを画面の中央にジャンプさせます。詳細はユーザーマニュアルをご覧ください。
- 画面の隅からポインターがはみ出すように動かしていく
どれだけ動かせば修正されるのかは、OSのマウスの速度設定に依存します。四隅へ何度か動かすうちにコツを掴めます。この修正方法は、一般的なマウスでポインターの位置を修正するために、持ち上げて移動させることと似ています。
- クリックアシストの機能を使う
クリックアシストに搭載されているポインタを画面の中心に戻す機能も役立ちます。
Q. 専用ソフトはどのコンピュータで使えますか？
A. "Quha Zono X Setup" は Windows 10 以降で使用できます。こちらからダウンロードしてお使いください。
Q. バッテリー交換の方法を教えてください
A. バッテリー交換はQuha OY（フィンランド）にて承ります。Quhaへ返送する必要があり、保証外のケースでは、交換費用や往復の送料をご負担いただきます。