説明
点字編集システム7は点字文書を作成・編集するためのソフトウェアです。点訳データ作成ソフトとして、点訳データを読むためのリーダーとして利用できます。
2024年2月15日より新パッケージになりました。
導入用CD-ROMを廃止し、USB1本で導入とライセンス認証を行います。
発送目安:約1週間
※販売業者の方、見積書が必要な方、公費を申請する方はこちらからお問い合わせください。
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■概要
6点-点字入力/かな入力/ローマ字入力/英字入力の選択
点字を入力するときに「6点-点字入力」「かな入力」「ローマ字かな入力」「英字入力」が選べます。また画面表示も「点字」「カタカナ」「ひらがな」「英字」に切り替えができます。
※6点-点字入力を利用する場合は、6点-点字入力に対応しているキーボードが必要です。詳細は「動作環境」の「キーボードの欄」をご参照ください。
2級英語点字に対応
英字入力をしている場合には、フルスペルの英単語(Grade1)を、2級英語点字(Grade2)に変換して入力することができます。
点字図形の作成
数学などで使用する点字の図形(グラフィック)を作成、印刷することができます。
(※)グラフィック(点図)の印刷は、グラフィック印刷ができる点字プリンター(New ESA721 / ESA-721 Ver95)が必要です。
文書を音声、点字ディスプレイで確認
ファイルの内容を音声や点字ディスプレイで確認することができます。(ただし、視覚障害者の方の操作をガイドするものではありません。この場合、別途スクリーンリーダが必要となります。)
点字プリンターで出力
さまざまな点字プリンターに点字を打ち出すことが可能です。片面印刷、手動/自動両面印刷、点図印刷、ネットワークプリンタ印刷に対応しています。
(※)グラフィック(点図)の印刷は、グラフィック印刷ができる点字プリンター(New ESA721 / ESA-721 Ver95)が必要です。
Win-BES99のファイルを利用可能
従来の点字編集システム(DOS-BES、Win-BES99、点字編集システム3/4/5/6)で作成したファイルの編集作業ができます。また、点字編集システム7で作成したファイルは、従来の点字編集システムで編集作業を行えます。
[新機能] 製作支援(BESX)を標準搭載。搭載効率よく点訳・校正作業を行えます
製作支援機能(BESX)は、複数人で協力して、点訳・校正作業が円滑に行える機能です。
- 下調べや校正作業が行え、これらの作業記録を点訳文書ファイルに添付することができます。
- 製作メモも、点訳文書ファイルに添付できます。
- 校正作業チェックにより、校正検証や点訳修正もれがないか確認することができます。
- 下調べ表や校正表をExcelファイル形式で出力することができます。(※パソコンにMicrosoft Excel がインストール済みであることが必要です)
- これまで作成したBESXファイルがそのまま利用できます。
- 点字編集システム7を最初に起動するときに、製作支援機能を有効にするかどうか選択できます。
また設定メニューでいつでも切り替える事ができます(再起動が必要)。
- ご注意:BESXで作成するBESXファイルは従来の点字編集システム3/4/5/6やWinBES99では開くことができません。従来の点字編集システムと文書データを交換する場合は、BESX機能を無効にするか、「BES」形式で保管をしてください。
- (※)製作支援機能(BESX)は、全国視覚障害者情報提供施設協会、日本点字図書館、およびテクノツール(株)によって共同開発されました。
[新機能] NABCCコピー機能が標準搭載となりました
点字編集システムの編集画面を選択してクリップボードにコピーした内容をNABCC(北米点字コード)として、メモ帳など他のアプリケーションへコピーできます。
- (※)NABCCのコピー機能は、筑波技術大学 障害者高等教育研究支援センター 障害者支援研究部 (視覚障害部門)とテクノツール(株)によって共同開発されました。
重要
点字編集システム5および点字編集システム4は、2016年3月30日をもちまして、アップデートプログラムのダウンロードを含め、サポート業務を終了しました。詳細は「お知らせ:「点字編集システム5」サポート業務終了のお知らせ(2015年11月30日)」をご参照ください。
点字編集システム3は、2011年9月20日をもちまして、サポート業務を終了しました。詳細は「お知らせ:「点字編集システム3」サポート終了のお知らせ(2011年9月6日)」をご参照ください。
■動作環境
対応OS | Windows 10 / 11(いずれも日本語版) |
.NET実行環境 | .NET Framework 4.6/4.7 (※必要に応じて自動でインストールされます。) |
CPU/メモリ | 上記OSの推奨システム要件に準拠 |
音声出力 | 上記OSがサポートするサウンドカードおよびスピーカー |
ハードディスク | 50MB以上の空き容量 |
ディスプレイ |
解像度 1024x768以上、256色以上を推奨 ※高解像度のディスプレイの場合、表示が小さくなる場合があります。その場合は点字編集システムのフォントサイズを大きくするまたは、Windowsの設定で低解像度に設定する等の対応が必要です。 |
USBポート | 1個の空きポートが必要(USB2.0推奨)(USBキー用に必要)(※ パッケージ版のみ) |
キーボード |
6点-点字入力を利用する場合は、6点-点字入力に対応しているキーボードが必要です。 6点-点字入力に対応しているキーボードとは次の要件を満たすものです。
※詳細は「キーボードが6点入力可能か確認する方法 」をご参照ください。 |
Microsoft Excel |
製作支援機能(BESX)を利用する場合のみ必要です。 Microsoft Excel 2016 (32bit版のみ)(デスクトップ版のみ) Microsoft Excel2019以降(Microsoft365のサブスクリプション契約のOfficeを含む)32bit版/64bit版(デスクトップ版のみ) ※インストール済みおよびライセンス登録済みであることが必要です。 ※ストアアプリ版のExcelには対応していません。 |
音声合成エンジン |
付属の専用音声合成エンジン(男声のみ)が標準で備わっています。また、SAPI4/SAPI5に対応の音声合成エンジンを別途インストールすることで、その音声合成エンジンを利用していただくこともできます。 点字編集システムの読み上げは、付属の専用音声合成エンジンに最適化されています。他の音声合成エンジンを利用する場合は、音質や読み上げ方等が異なる場合があります。 |
スクリーンリーダー |
点字ディスプレイ あるいは ファイルダイアログなどを音声ガイドで操作する場合に、Windows対応の読み上げソフト(スクリーンリーダー)が必要です。 点字編集システムの読み上げ機能が働く時は、スクリーンリーダーと同時に読み上げる場合があります。6点-点字入力をする場合は、スクリーンリーダーが押したキーを読み上げる事があります。適宜スクリーンリーダーの設定や一時停止機能等をご利用ください。 |
シリアルポート |
点字プリンターや点字ディスプレイをシリアルポートで接続する場合に必要です。 市販のUSBシリアル変換ケーブルを使用することも可能です。なお、点字プリンターや点字ピンディスプレイによっては、USBやBluetoothで接続可能な場合があります。詳細はそれぞれのメーカーへご確認ください。 弊社にて点字編集システムでの動作を確認しているUSBシリアル変換ケーブルは以下の通りです。
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(墨字)プリンター |
墨字印刷を行う場合には、上記OSに対応した市販のプリンターが必要です。 プリンターの高速印刷機能やインク消費を抑える印刷機能(エコノミー印刷等)、割付印刷した場合、点字フォントが正しく印刷されない場合があります。その場合は通常の印刷または高品質の印刷モードに設定してください。 |
点字プリンター |
弊社にて点字編集システムでの動作を確認している点字プリンターは以下の通りです。
(*)グラフィック(点図)の印刷は、グラフィック印刷ができる点字プリンター(New ESA721 / ESA-721 Ver95)が必要です。
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点字ピンディスプレイ |
弊社にて点字編集システムでの動作を確認している点字ピンディスプレイは以下の通りです。
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■カタログ
■更新プログラム
点字編集システム6及び点字編集システム7をご利用のお客様は、更新プログラムをご利用いただけます。